Endaga電波の無い小さな村に、低価格でモバイル用無線ネットワークを構築できる

インターネットが普及した現在でも、世界の多くの地域では通信設備さえ整っていないことが多いです。 最近ではGoogleも、気球を使って世界中の人がインターネットにアクセスできるようにする Project Loonを発表するなど、解決しようとする動きも出てきています。

Endagaはこの問題を、低価格で簡単に無線ネットワークを構築できる機器で解決しようとしています。

機器を設置すると、そこに独立したネットワークが出来るため、小さな村に一つ携帯電話キャリアができるようなイメージです。 機器のメンテナンスや、通信料金の設定などもEndagaが行うわけではなく、依頼元の地域の事業者やコミュニティが行うので、 Endagaの収益源は機器の販売と、通信料の一部です。

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機器は衛星と通信するので場所を問わず、少し高いところであれば木にも設置することができるようです。 また通信方式は標準的なGSMなので、多くの端末で利用することが可能です。

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2014-12-06

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2014-12-03

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